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クマ取りのデメリットとは?失敗・後悔するケースや将来のリスクを解説

2026.08.17

クマ取りのデメリットとは?

クマ取りは、目の下の膨らみや影を改善し、疲れた印象や老けた印象を改善する効果が期待できる美容施術です。一方で、施術を受ければ必ず理想的な目元になるわけではなく、ダウンタイムや仕上がりに関するデメリットもあります。

特に重要なのは、クマの原因や目元の状態に適した施術を受けることです。クマ取りのデメリットを理解せずに施術を受けると、「思っていた仕上がりと違った」「クマがあまり改善されなかった」と後悔する可能性があります。

まずは、クマ取りを検討するうえで知っておきたい代表的なデメリットを確認していきましょう。

 腫れ・内出血・痛みなどのダウンタイムがある

クマ取りの代表的なデメリットが、施術後にダウンタイムがあることです。

例えば、経結膜脱脂では下まぶたの裏側から眼窩脂肪を取り除くため、皮膚表面に傷跡は残りにくいものの、術後には腫れや内出血、むくみ、痛みなどが生じることがあります。目がゴロゴロするような違和感や充血などが現れる場合もあります。

症状の程度や期間には個人差がありますが、施術後数日間は腫れや内出血が目立つ可能性があるため、仕事や外出の予定を調整する必要があるでしょう。

また、脂肪注入やハムラ法などを行う場合は、経結膜脱脂のみの場合とダウンタイムが異なります。施術を受ける際は、痛みだけでなく、腫れや内出血がどの程度続く可能性があるのかまで確認しておくことが大切です。

 必ずしも理想どおりの仕上がりになるとは限らない

クマ取りを受けても、必ず自分がイメージしていたとおりの仕上がりになるとは限りません。

例えば、眼窩脂肪を取りすぎると目の下がくぼみ、かえって老けた印象になる可能性があります。反対に、脂肪を十分に取り除けなかった場合には膨らみが残り、「クマが改善されていない」と感じることもあります。

そのほか、左右差が気になる、目の下のシワやたるみが目立つようになるなど、施術前には想定していなかった変化が生じる場合もあります。

目元の状態は一人ひとり異なるため、「脂肪をどれだけ取るか」だけではなく、膨らみ・凹み・皮膚のたるみなどを総合的に判断することが重要です。施術前に医師と仕上がりのイメージを共有し、自分の目元に適した方法を選択する必要があります。

 クマの原因によっては十分な効果を得られないことがある

「クマ取り」という名称から、施術を受ければすべてのクマを改善できると思われがちですが、クマの原因によって適した治療は異なります。

例えば、眼窩脂肪の膨らみによって影ができている黒クマは、経結膜脱脂などによって改善が期待できます。一方、血行不良などが関係する青クマや、色素沈着が原因となる茶クマは、眼窩脂肪を取り除くだけでは十分な改善が期待できない場合があります。

また、複数の原因が重なってクマが目立っているケースもあります。その場合は脱脂だけではなく、脂肪注入やほかの治療を組み合わせる必要があることもあります。

自分のクマの原因に合わない施術を選んでしまうと、「クマ取りをしたのに変わらなかった」という後悔につながります。施術前にはクマの原因を正しく診断してもらい、自分に適した治療方法を提案してもらうことが重要です。

 クマ取りで失敗・後悔するケース

クマ取りは目の下の膨らみやクマの改善が期待できる一方、施術方法や脂肪を取り除く量などが適切でないと、仕上がりに不満を感じることがあります。

特に多いのが、脂肪の取りすぎ・取り残しによる凹凸や、左右差、シワ・たるみなどの問題です。また、脂肪注入を併用する場合には、脱脂とは異なるリスクもあります。

どのような失敗や後悔が起こる可能性があるのか、施術を受ける前に理解しておきましょう。

 脂肪を取りすぎて目の下がくぼむ

経結膜脱脂では、目の下にある余分な眼窩脂肪を取り除くことで膨らみを改善します。しかし、脂肪を取りすぎてしまうと必要なボリュームまで失われ、目の下にくぼみが生じることがあります。

目の下がくぼむと影ができるため、クマを改善するために施術を受けたにもかかわらず、かえってクマが目立って見える場合があります。また、目元が痩せたことで疲れた印象や老けた印象につながることもあります。

眼窩脂肪は単純に多く取り除けばよいものではありません。もともとの膨らみや凹み、頬との境界などを考慮しながら、適切な量を調整することが重要です。

 脂肪が残って膨らみが十分に改善されない

脂肪の取りすぎとは反対に、眼窩脂肪を十分に取り除けなかったことで目の下の膨らみが残るケースもあります。

眼窩脂肪はいくつかの区画に分かれているため、目元の状態を確認しながら適切に処置する必要があります。脂肪が残っている部分によっては、施術後も膨らみや左右差が目立つことがあります。

ただし、術後すぐの腫れを脂肪の取り残しと判断することはできません。クマ取り後は腫れやむくみによって目の下が膨らんで見えることがあるため、ダウンタイムが落ち着いてから仕上がりを判断する必要があります。

 左右差・シワ・たるみが目立つことがある

人間の顔はもともと完全な左右対称ではないため、クマ取り後にも多少の左右差が残ることがあります。また、左右で眼窩脂肪の量や突出の程度が異なる場合、施術後に左右差が気になることもあります。

さらに、目の下の膨らみがなくなったことで、これまで目立っていなかった皮膚のシワやたるみが目立つようになる場合があります。特に皮膚の余りやたるみが強い方では、脱脂だけでは十分な改善が難しいケースがあります。

そのため、眼窩脂肪だけを見るのではなく、皮膚の状態や目の下から頬にかけてのバランスまで考慮して施術方法を選ぶことが大切です。

 脂肪注入によってしこりや凹凸が生じることがある

脱脂と脂肪注入を組み合わせる場合には、脂肪注入特有のリスクについても理解しておく必要があります。

注入した脂肪の定着には個人差があり、すべての脂肪が均一に定着するとは限りません。注入する量や位置などによっては、目の下にしこりや凹凸が生じたり、左右差が目立ったりする可能性があります。

また、注入した脂肪が想定以上に残れば膨らみが気になることもあり、反対に十分に定着しなければ期待したボリュームが得られない場合もあります。

脂肪注入を併用する場合は、「脱脂によってどの程度脂肪を減らすのか」「どこへどの程度脂肪を補うのか」という全体のバランスが重要になります。

 クマ取りの方法によってデメリットは違う?

クマ取りには複数の施術方法があり、それぞれメリットだけでなくデメリットも異なります。

例えば、経結膜脱脂は皮膚を切開しないため傷跡が目立ちにくい一方、脂肪を取りすぎるとくぼみが生じる可能性があります。脂肪注入を組み合わせれば凹みを整えやすくなりますが、しこりや凹凸などのリスクが加わります。

「どの方法が一番優れているか」ではなく、自分のクマの原因や目元の状態に適した施術を選ぶことが重要です。代表的なクマ取りのデメリットを施術方法別に解説します。

 経結膜脱脂(切らないクマ取り)のデメリット

経結膜脱脂は、下まぶたの裏側を小さく切開し、目の下の膨らみの原因となっている眼窩脂肪を取り除く施術です。皮膚表面を切開しないため「切らないクマ取り」と呼ばれることもあります。

代表的なデメリットは、脂肪を取りすぎると目の下にくぼみが生じる可能性があることです。もともと目の下から頬にかけて凹みがある方の場合、膨らみだけを取り除くことで凹凸がかえって目立つケースもあります。

また、皮膚そのものを切除する施術ではないため、目の下のたるみや余った皮膚が強い方では、脱脂だけでは十分な改善が得られない場合があります。

「切らない=誰にでも適している」というわけではなく、膨らみだけでなく凹みや皮膚のたるみまで診断したうえで適応を判断する必要があります。

 脱脂+脂肪注入のデメリット

脱脂+脂肪注入は、余分な眼窩脂肪を取り除くと同時に、目の下の凹んでいる部分などへ自分の脂肪を注入する方法です。膨らみと凹みを同時に整えられる一方、脱脂と脂肪注入の両方のリスクを考える必要があります。

脂肪注入では、注入した脂肪がすべて定着するわけではありません。定着する量には個人差があるため、期待したボリュームにならないことがあります。反対に、脂肪が多く残ったり不均一に定着したりすると、しこりや凹凸、左右差などが生じる可能性があります。

また、太ももや腹部などから脂肪を採取する場合には、目元だけでなく採取部位にも腫れや内出血、痛みなどが生じます。

脱脂だけの場合より施術する部位が増えるため、費用やダウンタイムを含めて検討することが大切です。

 裏ハムラ法・表ハムラ法のデメリット

ハムラ法は、突出している眼窩脂肪を取り除くのではなく、目の下の凹んでいる部分へ移動させて膨らみと凹みを整える施術です。

裏ハムラ法は下まぶたの裏側からアプローチするため、皮膚表面に傷跡が残りにくいことが特徴です。一方で、皮膚を切除できないため、目の下の皮膚のたるみが強い方では十分な改善が難しい場合があります。また、脱脂と比較して施術が複雑になる傾向があります。

表ハムラ法は下まつ毛の生え際付近を切開するため、余分な皮膚の切除も行えますが、皮膚を切開する分、腫れや内出血などのダウンタイムが長くなる傾向があります。傷跡や下まぶたが外側にめくれる外反などのリスクにも注意が必要です。

どちらが適しているかは、眼窩脂肪の量だけでなく、凹みや皮膚のたるみ、年齢などによって異なります。デメリットの少なさだけで選ばず、目元の状態に合った施術を選択することが重要です。

 クマ取りのダウンタイムと副作用・リスク

クマ取り後には、腫れや内出血、むくみなどの症状が現れることがあります。これらは施術による組織へのダメージから回復する過程で起こるもので、多くは時間の経過とともに落ち着いていきます。

ただし、症状の程度や期間には個人差があり、施術方法によっても異なります。また、頻度は高くないものの、感染や強い出血などの合併症が起こる可能性もあります。

施術後に慌てないためにも、一般的なダウンタイムの症状と、医師へ相談すべき症状をあらかじめ把握しておきましょう。

 腫れ・内出血・むくみなどが生じることがある

クマ取り後に生じやすい症状として、目の下の腫れや内出血、むくみなどが挙げられます。

経結膜脱脂の場合、下まぶたの裏側から眼窩脂肪を取り除くため、皮膚表面を切開しなくても周囲の組織には一定の負担がかかります。そのため、施術後数日間は目の下が腫れたり、むくんだように見えたりすることがあります。

また、施術中に細い血管が傷つくと内出血が起こり、目の周囲が赤紫色や黄色っぽく見える場合もあります。症状は徐々に薄くなっていきますが、目立たなくなるまでに1~2週間程度かかるケースもあります。

ダウンタイムの程度には個人差があるため、仕事や人と会う予定がある場合には、余裕を持ったスケジュールで施術を受けることが大切です。

 目の違和感や赤み・血の混じった涙が出ることがある

クマ取り後は、腫れや内出血以外にも目元特有の症状が現れることがあります。

特に経結膜脱脂では下まぶたの裏側から施術するため、術後に目がゴロゴロするような異物感や違和感、白目の充血などが生じる場合があります。また、傷口から少量の出血が起こり、一時的に涙へ血が混じることもあります。

こうした症状を見ると「施術に失敗したのではないか」と不安になるかもしれませんが、術後の経過として生じることがあります。多くの場合は時間の経過とともに改善していきます。

ただし、症状が強い場合や長期間改善しない場合には自己判断せず、施術を受けたクリニックへ相談しましょう。

 強い痛みや腫れなど異常を感じた場合は医師へ相談する

クマ取り後の腫れや内出血、軽い痛みなどは一般的なダウンタイムとして生じる可能性があります。一方で、通常の経過とは異なる症状が現れた場合には注意が必要です。

例えば、鎮痛薬を使用しても治まらないほどの強い痛みがある、片側だけ急激に腫れてくる、出血が止まらない、発熱や膿など感染を疑う症状がある場合には、早めにクリニックへ連絡してください。

また、視力が低下した、視野がおかしい、見え方が急に変わったなど、視覚に異常を感じた場合には速やかな対応が必要です。

術後の症状が正常なダウンタイムなのか、自分で正確に判断することは難しいものです。施術前に緊急時の連絡方法やアフターフォローについて確認し、気になる症状が現れた場合にすぐ相談できるクリニックを選ぶことも重要です。

 クマ取りをした数年後・将来はどうなる?

クマ取りを検討している方のなかには、「今はきれいになっても数年後に元に戻るのでは?」「将来、目元が不自然にならない?」と不安に感じる方もいるでしょう。

クマ取りによって取り除いた眼窩脂肪が短期間で元の状態に戻るわけではありません。しかし、クマ取りをした後も加齢は続くため、皮膚や筋肉などの変化によって目元の印象が変わる可能性があります。

そのため、施術直後の仕上がりだけでなく、数年後・将来の変化も理解したうえで施術を検討することが大切です。

 クマ取りをしても加齢によって目元は変化する

クマ取りをしたからといって、その後の目元が一生同じ状態に保たれるわけではありません。

年齢を重ねると、目の周囲の皮膚や筋肉などは徐々に変化します。皮膚の弾力が低下してたるみやシワが目立ったり、頬のボリュームが減少して目の下との境目が目立ったりすることもあります。

そのため、クマ取りによって目の下の膨らみが改善していても、数年後・数十年後に加齢による別の変化が生じる可能性があります。

これは必ずしもクマ取りに失敗した、あるいは施術の効果がなくなったということではありません。クマ取りは将来の老化そのものを止める施術ではないことを理解しておきましょう。

 将来的に目の下の膨らみやたるみが目立つことがある

クマ取りを受けた後でも、将来的に目の下の膨らみやたるみが再び気になる可能性はあります。

経結膜脱脂で一度取り除いた脂肪そのものが再生して元通りになるわけではありません。しかし、加齢によって眼球を支える組織が緩んだり、残っている眼窩脂肪が前方へ突出したりすると、再び目の下に膨らみが生じることがあります。

また、年齢とともに皮膚の弾力が低下すると、脂肪の膨らみとは別に皮膚のたるみが目立つ場合もあります。

「クマ取りをすれば一生クマに悩まない」と考えるのではなく、将来的には加齢による変化が生じる可能性があることも踏まえて施術を検討しましょう。

 脂肪の取りすぎによって老けた印象になる可能性がある

クマ取り後の将来について特に注意したいのが、眼窩脂肪の取りすぎです。

目の下の膨らみをなくそうとして必要以上に脂肪を取り除くと、目の下がくぼみ、影ができやすくなることがあります。くぼみによって目元が痩せて見えると、疲れた印象や実年齢より老けた印象につながる可能性があります。

さらに、加齢によって顔全体の脂肪や骨格が変化すると、もともと生じていたくぼみが将来的に目立ってくることも考えられます。

そのため、クマ取りでは現在の膨らみだけをなくすのではなく、目の下から頬にかけて自然なボリュームを残すことが重要です。施術直後だけでなく、将来的な目元の変化まで考慮して施術方法や脂肪を取り除く量を判断してもらうことが、後悔を防ぐポイントになります。

 クマ取りが向いていない人・後悔しやすい人

クマが気になるからといって、すべての方に同じクマ取りが適しているわけではありません。クマの原因や目の下の状態によっては、経結膜脱脂などを受けても十分な効果が得られなかったり、かえってシワやたるみが目立ったりする可能性があります。

また、施術そのものは適していても、ダウンタイムや仕上がりについて十分に理解しないまま受けると、「こんなはずではなかった」と後悔する原因になります。

クマ取りを検討する際は、メリットだけでなく、自分が施術に適しているかどうかも確認することが重要です。

 青クマ・茶クマなど眼窩脂肪以外が主な原因の人

経結膜脱脂などのクマ取りが特に適しているのは、眼窩脂肪の突出によって目の下に膨らみができ、その影によってクマが目立っているケースです。

一方、血行不良などによって青っぽく見える青クマや、色素沈着によって茶色っぽく見える茶クマでは、眼窩脂肪を取り除いても十分な改善が期待できない場合があります。

クマは原因によって適した治療方法が異なり、複数の原因が重なっているケースも少なくありません。そのため、「クマがあるから脱脂をする」と単純に判断するのではなく、まず何が原因でクマが目立っているのかを診断してもらうことが大切です。

原因に合わない施術を受けると、費用やダウンタイムを負担したにもかかわらず、期待した効果が得られない可能性があります。

 皮膚のたるみが強く脱脂だけでは改善が難しい人

目の下の皮膚に強いたるみがある場合は、経結膜脱脂だけでは十分な改善が得られないことがあります。

経結膜脱脂は眼窩脂肪を取り除いて膨らみを改善する施術であり、余っている皮膚そのものを切除する施術ではありません。そのため、皮膚のたるみが強い方が脂肪だけを取り除くと、膨らみは改善してもシワやたるみが残ったり、以前より目立って見えたりする場合があります。

このようなケースでは、表ハムラ法など皮膚のたるみにも対応できる方法が適していることがあります。また、凹みを伴っている場合には、脂肪を単純に取り除く以外の方法を検討する必要があります。

目の下の膨らみだけではなく、皮膚の余りや凹み、頬とのバランスまで診察してもらったうえで施術方法を選びましょう。

 ダウンタイムや仕上がりについて十分に理解していない人

クマ取りは、施術を受けた直後から完成した状態になるわけではありません。術後には腫れや内出血、むくみなどが生じる可能性があり、落ち着くまでには一定の期間が必要です。

こうした経過を知らずに施術を受けると、術後の腫れを見て「失敗した」と不安になったり、仕事や予定に影響が出て後悔したりすることがあります。

また、美容医療では完全な左右対称や、自分がイメージした仕上がりを100%再現できるとは限りません。どの程度の改善が期待できるのかについて、施術前に医師と認識を合わせておくことが重要です。

カウンセリングではメリットだけでなく、ダウンタイムや起こり得るリスク、期待できる仕上がりの範囲についても説明を受け、十分に納得したうえで施術を検討しましょう。

 クマ取りのデメリットや失敗を防ぐためのポイント

クマ取りにはさまざまなデメリットやリスクがありますが、適切な診断を受け、自分の目元に合った施術を選ぶことで、失敗や後悔につながるリスクを抑えることができます。

特に重要なのは、「クマ取りならどの施術でも同じ」と考えないことです。クマの原因や膨らみ・凹み・たるみの程度は一人ひとり異なるため、それぞれに適した治療方法も変わります。

ここでは、クマ取りで後悔しないために施術前に確認しておきたいポイントを解説します。

 クマの原因を正しく診断してもらう

クマ取りで失敗や後悔を防ぐためには、まず自分のクマが何によって生じているのかを正しく診断してもらうことが重要です。

目の下のクマには、眼窩脂肪の突出による影が原因となる黒クマのほか、血行などが関係する青クマ、色素沈着が原因となる茶クマなどがあります。また、複数の原因が組み合わさっているケースもあります。

例えば、色素沈着が主な原因であるにもかかわらず眼窩脂肪を取り除いても、期待したほどクマが改善しない可能性があります。

単に「クマがあるから脂肪を取る」と判断するのではなく、目元の膨らみや凹み、皮膚の状態などを診察してもらい、クマの原因に合った治療を選択しましょう。

 自分の目元に合った施術方法を選択する

クマ取りには、経結膜脱脂、脱脂+脂肪注入、裏ハムラ法、表ハムラ法など複数の方法があります。それぞれ適している目元の状態やデメリットが異なるため、自分に合った施術を選ぶことが重要です。

例えば、目の下の膨らみが主な原因で皮膚のたるみが少ない場合には、経結膜脱脂が選択肢になります。一方、膨らみと凹みが同時に目立つ場合や、皮膚のたるみが強い場合には、別の方法が適していることがあります。

施術方法を料金の安さやダウンタイムの短さだけで選ぶと、十分な改善が得られない可能性があります。現在の目元だけでなく、将来的な変化も考慮したうえで施術方法を検討しましょう。

 クマ取りの症例経験が豊富な医師を選ぶ

クマ取りでは、眼窩脂肪をどの程度取り除くか、膨らみと凹みのバランスをどのように整えるかなど、医師による判断が仕上がりに影響します。

そのため、クリニックを選ぶ際には料金や知名度だけでなく、担当する医師のクマ取りの症例や経験についても確認することが大切です。

症例写真を見る際には、自分と似た目元の症例があるか、施術前後で不自然なくぼみや左右差が生じていないかなども確認するとよいでしょう。

また、一つの施術だけを勧めるのではなく、目元の状態に応じて複数の治療方法から提案してもらえるかどうかも、医師を選ぶ際のポイントになります。

 リスクやアフターフォローまで確認してから施術を受ける

クマ取りを受ける前には、期待できる効果だけでなく、デメリットや副作用についても十分な説明を受けましょう。

具体的には、腫れや内出血などのダウンタイム、くぼみや左右差が生じる可能性、施術後に問題が起きた場合の対応などを確認します。

また、再診や修正が必要になった場合の費用、緊急時の連絡方法など、アフターフォローの内容も重要です。

「絶対に失敗しない」「必ず理想の仕上がりになる」といった説明だけで判断せず、起こり得るリスクについても具体的に説明してくれるクリニックを選びましょう。メリットとデメリットの両方を理解し、納得したうえで施術を受けることが、クマ取りで後悔するリスクを減らすことにつながります。

 よくある質問

クマ取りのデメリットや将来的な変化について、施術を検討している方からよくある質問に回答します。

 クマ取りはやめたほうがいいですか?

クマ取りにはダウンタイムや仕上がりに関するリスクがありますが、一概に「やめたほうがいい施術」というわけではありません。

眼窩脂肪の突出によって目の下に膨らみや影が生じている場合など、クマの原因と施術方法が合っていれば改善が期待できます。

一方、クマの原因を正しく診断せずに施術を受けたり、自分の目元に適していない方法を選んだりすると、期待した効果が得られない可能性があります。メリットとデメリットの両方を理解したうえで、自分に適した施術なのか医師と相談して判断しましょう。

 クマ取りをすると数年後はどうなりますか?

クマ取りで取り除いた眼窩脂肪が、数年後にそのまま元通りになるわけではありません。

ただし、施術後も加齢によって皮膚や目の周囲の組織は変化します。そのため、数年後に皮膚のたるみやシワが目立ったり、残っている眼窩脂肪が前方へ突出して膨らみが気になったりする可能性はあります。

クマ取りは目元の老化そのものを止める施術ではないため、将来的な変化が起こる可能性も理解しておくことが大切です。

 クマ取りのよくある失敗例は何ですか?

クマ取りで考えられる失敗例として、脂肪を取りすぎたことによる目の下のくぼみや、脂肪が残ったことによる膨らみ、左右差などがあります。

また、目の下の膨らみがなくなることで、これまで目立っていなかったシワや皮膚のたるみが気になる場合もあります。

脂肪注入を併用する場合には、注入した脂肪によるしこりや凹凸、左右差などが生じる可能性もあります。こうしたリスクを抑えるためにも、目元の状態に適した施術方法を選ぶことが重要です。

 クマ取りをすると将来老けることがありますか?

適切に施術されたクマ取りによって、必ず将来老けて見えるようになるわけではありません。

ただし、眼窩脂肪を必要以上に取り除くと目の下がくぼみ、影ができることで疲れた印象や老けた印象になる可能性があります。また、加齢によって顔の脂肪や皮膚の状態が変化すると、くぼみが将来的に目立つことも考えられます。

そのため、現在の膨らみだけをなくすのではなく、目の下から頬までのバランスを考えて施術することが重要です。

 クマ取りをしてもクマが再発することはありますか?

クマ取り後に、再び目の下の膨らみやクマが目立つ可能性はあります。

経結膜脱脂で取り除いた眼窩脂肪そのものが再生して元通りになるわけではありませんが、加齢によって目の周囲の組織が緩んだり、残っている脂肪が前方へ突出したりすることがあります。

また、色素沈着や血行など眼窩脂肪以外の原因によるクマが新たに目立つ場合もあります。そのため、「一度クマ取りをすれば一生クマができない」とは限りません。

 クマ取りで脂肪を取りすぎるとどうなりますか?

クマ取りで眼窩脂肪を取りすぎると、目の下にくぼみが生じる可能性があります。

くぼんだ部分に影ができると、クマを改善するために施術を受けたにもかかわらず、かえってクマが目立って見える場合があります。また、目元のボリュームが不足することで、疲れた印象や老けた印象につながることもあります。

眼窩脂肪は多く取り除けばよいわけではありません。膨らみだけでなく、もともとの凹みや頬とのバランスまで考慮して、適切な量を調整することが重要です。

記事監修者プロフィール

片山 泰博

院長

片山 泰博

Yasuhiro Katayama

経歴

  • 島根大学医学部医学科 卒業
  • 京都大学医学部附属病院 形成外科 勤務
  • 京都大学大学院医学研究科 博士課程 修了
  • 京都大学医学部附属病院 特定病院助教
  • からすま片山形成外科 開業(2025年)

資格

  • 京都大学医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会レーザー分野指導医
  • 日本創傷外科学会専門医
  • 日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医

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