コラム

  • HOME>
  • コラム>
  • シルファームの効果は?肝斑・毛穴・ニキビ・・・

シルファームの効果は?肝斑・毛穴・ニキビ跡への作用や必要回数を解説

2026.07.23

 シルファームで期待できる効果

シルファームは、極細の針を皮膚に挿入し、針先から高周波の熱エネルギーを与える美容医療です。肌の表面だけではなく、真皮層まで直接刺激を届けることで、肝斑や毛穴の開き、ニキビ跡、赤ら顔、小じわなど、複数の肌悩みに対する改善効果が期待できます。

ただし、すべての症状に同じような効果が現れるわけではありません。肌悩みの種類や症状の程度、照射するモード、針を刺す深さ、出力設定などによって、期待できる変化は異なります。シルファームを検討する際は、自分の症状にどのような効果が期待できるのかを理解しておくことが大切です。

 肝斑・くすみ・色素沈着を改善する効果

シルファームは、肝斑やくすみ、炎症後色素沈着など、肌の色むらに悩んでいる方に適した治療の一つです。

肝斑は、紫外線やホルモンバランスなど複数の要因が関係すると考えられており、強い刺激によって悪化する場合があります。そのため、一般的なシミ治療用レーザーでは慎重な判断が必要です。

シルファームでは、高周波の熱を肌の内部へ細かく届けることで、肝斑に関係するとされる異常な毛細血管やメラニン生成に関わる環境へ働きかけます。肌表面へ強い熱を加える施術とは異なり、必要な深さへエネルギーを届けられる点が特徴です。

また、肌のターンオーバーを整える働きも期待できるため、古い角質やメラニンが蓄積して生じるくすみ、ニキビや肌荒れのあとに残った色素沈着の改善にもつながります。ただし、濃いシミや肝斑以外の色素斑が混在している場合には、シルファームだけでは十分な効果を得られないことがあります。施術前に医師の診察を受け、症状を正しく見分けてもらうことが重要です。

 毛穴の開き・ニキビ跡・クレーターを目立ちにくくする効果

シルファームは、毛穴の開きやニキビ跡の改善にも用いられます。極細針によって皮膚に小さな刺激を与えると、肌が傷を修復しようとする創傷治癒反応が起こります。その過程でコラーゲンやエラスチンの生成が促され、肌の内側から弾力や密度が高まることで、毛穴が目立ちにくくなる効果が期待できます。

ニキビ跡については、赤みが残ったタイプや、比較的浅い凹凸であれば改善が期待できます。高周波の熱が肌内部へ働きかけることで、炎症後の赤みを抑えながら、皮膚の再構築を促すためです。

一方で、アイスピック型のような深いクレーターや、皮膚が強く癒着しているニキビ跡は、シルファーム単独では十分に改善できないことがあります。その場合は、サブシジョンやフラクショナルレーザーなど、別の治療との併用が検討されます。ニキビ跡であればすべて同じ治療が適しているわけではないため、凹みの深さや形状に合わせた施術選びが必要です。

 赤ら顔・小じわ・ハリ不足・軽度のたるみを改善する効果

シルファームは、赤ら顔や肌のハリ不足、小じわ、軽度のたるみといった肌質の変化にも効果が期待できます。

赤ら顔は、皮膚の炎症や毛細血管の拡張などによって、頬や鼻まわりが赤く見える状態です。シルファームの高周波エネルギーは、拡張した血管や炎症が起きている肌環境へ働きかけ、赤みを徐々に目立ちにくくします。ニキビ跡の赤みや、慢性的な顔の赤みに悩む方に選ばれることもあります。

また、真皮層へ熱刺激を与えると、コラーゲンの生成が促され、肌の弾力やハリが高まりやすくなります。その結果、乾燥や加齢による細かな小じわ、毛穴のゆるみ、軽度のたるみが目立ちにくくなる可能性があります。

ただし、フェイスラインが大きく下がっている場合や、皮膚の余りが目立つほどのたるみに対しては、シルファームだけで大きなリフトアップ効果を得るのは困難です。シルファームは、顔を大きく引き上げる治療というよりも、肌のハリや弾力を整え、全体的な肌質を改善する施術として考えるとよいでしょう。

 シルファームで肌悩みを改善できる仕組み

シルファームは、極細の針と高周波エネルギーを組み合わせて肌の内部へ刺激を与える治療です。単に肌表面へ熱を加えるのではなく、針を通じて狙った深さへエネルギーを届けるため、毛穴やニキビ跡、赤み、肝斑、小じわなど、肌悩みに応じたアプローチが可能です。

施術によって起こる変化は、大きく分けると、針による創傷治癒反応、高周波による熱刺激、肌悩みに合わせた照射設定の3つによって生まれます。さらに、クリニックによっては薬剤を組み合わせることで、保湿や美白、肌再生などの効果を補う場合もあります。

 極細針と高周波によって肌の再生を促す

シルファームでは、複数の極細針を皮膚へ刺し、針先から高周波の熱エネルギーを照射します。針によって肌に微細な刺激が加わると、皮膚は傷ついた部分を修復しようとする創傷治癒反応を起こします。

この修復過程で、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの生成が促されます。肌内部の組織が再構築されることで、毛穴の開きや浅いニキビ跡、小じわ、ハリ不足などが徐々に目立ちにくくなる仕組みです。

さらに、高周波によって皮膚内部へ熱が加わると、既存のコラーゲンが収縮し、その後、新しいコラーゲンが作られる反応が促されます。施術直後に肌の引き締まりを感じることがあるのは、熱によってコラーゲンが一時的に収縮するためです。その後、数週間から数か月かけて肌の再生が進み、弾力やなめらかさの変化につながります。

針の深さは、治療する部位や症状によって調整されます。たとえば、毛穴や小じわへの施術と、ニキビ跡の凹凸への施術では、適した深さや出力が異なります。そのため、肌の状態を確認したうえで設定を細かく調整することが、効果と安全性の両方を高めるうえで重要です。

 肌悩みに応じて2種類の照射モードを使い分ける

シルファームには、肌悩みに合わせて使い分けられる複数の照射モードがあります。代表的なのが、連続的に高周波を流すモードと、短い間隔で断続的に高周波を流すモードです。

連続的に照射するモードは、皮膚内部へしっかりと熱を加えやすく、コラーゲン生成や肌の再構築を促す目的で使用されます。毛穴の開き、ニキビ跡の凹凸、小じわ、ハリ不足などに対して選ばれることが多い方法です。

一方、断続的に照射するモードは、肝斑や赤ら顔など、血管や色素に関係する肌悩みに用いられます。異常な毛細血管や炎症が起きている肌環境へ細かくエネルギーを届けることで、肌への負担を抑えながら改善を目指します。

ただし、施術機器に複数のモードが備わっていても、どの設定を選ぶかによって結果は変わります。たとえば、同じ毛穴治療でも、皮脂の多さ、肌の厚み、毛穴の形、たるみの程度によって適した針の深さや出力は異なります。

「シルファームを受けた」という事実だけではなく、どの症状に対して、どのモードや設定で施術を行ったかが重要です。十分な効果を得るためには、肌悩みを正確に診断し、症状に応じた照射方法を選択できる医師や施術者へ相談する必要があります。

 薬剤を併用することで相乗効果が期待できる

シルファームの施術後は、極細針によって肌表面に微細な通り道ができています。そのため、施術直後に美容成分を塗布することで、通常のスキンケアよりも成分を角質層へ浸透させやすくなる可能性があります。

併用される薬剤はクリニックによって異なりますが、肌の再生をサポートする成分、保湿成分、美白成分、成長因子などが選ばれることがあります。たとえば、乾燥や小じわが気になる場合には保湿を重視した成分、くすみや色素沈着が気になる場合には美白を目的とした成分を組み合わせるなど、肌悩みに合わせて選択されます。

薬剤を併用すると、シルファームによるコラーゲン生成や血管への働きかけに加え、保湿や肌荒れ予防、美白などの効果を補える場合があります。ただし、薬剤を追加すれば必ず大きな効果が得られるわけではありません。

成分によっては刺激やアレルギー反応が起こる可能性もあるため、肌質や既往歴を確認したうえで選ぶ必要があります。また、薬剤の種類や追加料金だけで施術を決めるのではなく、自分の肌悩みに本当に必要な成分かどうかを医師へ確認することが大切です。

 シルファームの効果はいつから?必要な回数と持続期間

シルファームは、施術直後にすべての効果が完成する治療ではありません。高周波による引き締め感を早い段階で感じることはありますが、毛穴やニキビ跡、肝斑、赤ら顔などの改善は、肌の再生やコラーゲン生成が進むにつれて徐々に現れます。

効果を実感する時期や必要な回数は、肌悩みの種類、症状の程度、照射設定、年齢、肌の回復力などによって異なります。そのため、1回で判断するのではなく、施術後の経過と複数回受けた場合の変化を踏まえて評価することが大切です。

 1回目の施術後から効果を実感するまでの経過

施術直後は、高周波によって肌内部のコラーゲンが収縮するため、肌の引き締まりやハリを感じることがあります。一方で、赤みや軽い腫れが出ている間は、肌の変化を正確に判断しにくい場合もあります。

施術から数日が経過すると、赤みや腫れが落ち着き、肌のなめらかさや化粧のりの変化を感じる方もいます。さらに1~2週間ほど経つと、肌の再生が進み、くすみや毛穴、ハリ不足などの変化を実感しやすくなります。

ただし、肝斑や赤ら顔、ニキビ跡の凹凸などは、1回の施術だけで大きく改善するとは限りません。特に色むらや慢性的な赤み、深さのあるニキビ跡は、複数回の施術を重ねながら少しずつ改善を目指すケースが一般的です。

また、施術後に一時的な乾燥やざらつきが出ると、効果がなかったように感じることがあります。しかし、肌の再生過程で一時的に状態が不安定になることもあるため、保湿と紫外線対策を続けながら経過を見る必要があります。

 効果を安定させるには3~5回程度の施術が目安

シルファームは、1回でも肌のハリや質感の変化を感じる可能性がありますが、効果を安定させるには3~5回程度の施術が目安とされています。一般的には、肌の回復期間を考慮しながら、約1か月おきに施術を受けます。

毛穴や軽度の小じわ、肌のハリ不足では、比較的早い段階で変化を感じることがあります。一方、肝斑や赤ら顔、ニキビ跡などは、症状の原因が複雑であるため、効果が現れるまで時間がかかる場合があります。

必要な回数は、もともとの症状の程度によっても変わります。たとえば、浅い毛穴や軽度のくすみであれば少ない回数でも変化を感じやすい一方、広範囲の肝斑や慢性的な赤み、深いニキビ跡では、5回以上の施術やほかの治療との併用が必要になることがあります。

そのため、最初から回数だけを決めるのではなく、2~3回受けた時点で写真や肌状態を確認し、治療方針を見直すことが大切です。変化が乏しい場合には、出力や針の深さ、施術間隔が適切か、そもそもシルファームが症状に合っているかを再評価する必要があります。

 効果の持続期間とメンテナンスを受ける頻度

シルファームによって促されたコラーゲン生成や肌の再構築による変化は、施術後もしばらく続きます。ただし、効果が永続するわけではありません。加齢や紫外線、乾燥、生活習慣などによって肌は少しずつ変化するため、時間の経過とともに毛穴や小じわ、くすみなどが再び目立つことがあります。

3~5回程度の施術を終えた後は、肌の状態に応じて数か月から1年に1回程度のメンテナンスを検討します。ただし、適切な頻度は肌悩みによって異なります。肝斑や赤ら顔のように再発しやすい症状では、医師の診察を受けながら、より短い間隔で経過観察や追加施術を行うこともあります。

効果を長持ちさせるためには、施術だけに頼らず、毎日のスキンケアも重要です。特に紫外線は肝斑や色素沈着、肌の老化を進める原因になるため、季節を問わず日焼け止めを使用しましょう。保湿を徹底し、肌をこすらないようにすることも大切です。

また、肝斑の場合は内服薬や外用薬、赤ら顔では炎症を抑える治療などを組み合わせることで、状態を維持しやすくなることがあります。効果の持続期間だけで判断するのではなく、肌悩みに応じた継続的なケアを考えることが重要です。

 シルファームは効果がない?実感できない原因と治療の限界

シルファームについて調べると、「効果を感じなかった」「思ったほど変化がなかった」といった意見を目にすることがあります。ただし、効果を実感できない理由は、必ずしも施術そのものに効果がないからとは限りません。

施術回数が少ない、照射設定が肌悩みに合っていない、症状が重くシルファーム単独では改善が難しいなど、さまざまな要因が考えられます。また、肌のハリや質感のように比較的早く変化を感じやすい症状もあれば、肝斑や赤ら顔、深いニキビ跡のように時間がかかりやすい症状もあります。

効果を判断する際は、施術直後の印象だけではなく、治療回数や経過、症状に対する適応を総合的に確認することが大切です。

 施術回数や治療期間が足りていない

シルファームは、1回の施術で肌悩みを完全に改善する治療ではありません。高周波による引き締め感や肌のなめらかさは比較的早く感じることがありますが、毛穴やニキビ跡、肝斑、赤ら顔などは、複数回の施術を重ねながら徐々に改善を目指します。

特に、1回目や2回目の施術直後に「変化がほとんどない」と判断してしまうと、本来得られるはずの効果を確認する前に治療を中断することになります。肌内部では施術後からコラーゲン生成や組織の再構築が始まり、数週間から数か月かけて変化が進むためです。

一般的には、約1か月おきに3~5回程度の施術を受け、経過を確認します。ただし、必要な回数には個人差があります。軽度の毛穴やハリ不足であれば少ない回数で変化を感じることもありますが、広範囲の肝斑や慢性的な赤み、凹凸のあるニキビ跡では、5回以上の施術が必要になる場合もあります。

また、施術間隔が空きすぎている場合も、十分な効果を得にくくなることがあります。肌の回復を待つ必要はありますが、間隔が長すぎると、治療を積み重ねる効果を得にくくなる可能性があります。医師が提案した施術間隔を目安に、無理のない範囲で継続することが重要です。

 肌悩みに合ったモード・出力・針の深さが選ばれていない

シルファームは、機器を肌へ当てれば同じ効果が得られる施術ではありません。肌悩みに応じて、照射モード、出力、針の深さ、照射回数などを調整する必要があります。

たとえば、肝斑や赤ら顔では、肌への刺激を抑えながら血管や炎症へ働きかける設定が求められます。一方、毛穴やニキビ跡、小じわでは、真皮層へ適切に熱を届け、コラーゲン生成を促す設定が必要です。

出力が弱すぎると、痛みやダウンタイムは抑えられるものの、十分な熱刺激が加わらず、変化を感じにくいことがあります。反対に、出力を強くすれば必ず効果が高まるわけではありません。肌状態に対して出力が強すぎると、赤みや炎症、色素沈着などのリスクが高まります。

針の深さも重要です。浅い毛穴や小じわと、深さのあるニキビ跡では、狙うべき皮膚の層が異なります。適切な深さへエネルギーが届いていなければ、期待する効果は得られません。

また、肝斑だと思っていた症状が老人性色素斑や炎症後色素沈着だったなど、診断そのものが異なる場合もあります。症状を正しく見極めたうえで設定を調整できる医療機関を選ぶことが、効果を得るための重要な条件です。

 深いクレーターや強いたるみは単独での改善が難しい

シルファームには、治療できる症状の範囲に限界があります。特に、深いニキビ跡のクレーターや、皮膚の余りを伴う強いたるみは、シルファーム単独では十分に改善できないことがあります。

ニキビ跡には、浅く広がるタイプ、縁がはっきりしたタイプ、細く深く入り込むタイプなどがあります。比較的浅い凹凸や赤みを伴うニキビ跡には効果が期待できますが、深いアイスピック型のクレーターや、皮膚の下で組織が癒着しているローリング型のニキビ跡では、針と高周波だけでは凹みを持ち上げきれない場合があります。

このような症状では、サブシジョン、フラクショナルレーザー、ピーリング、局所的な治療などを組み合わせることがあります。シルファームだけを繰り返すよりも、クレーターの形状に合わせて治療を組み合わせたほうが、効率よく改善を目指せる場合があります。

たるみについても同様です。シルファームは、コラーゲン生成を促して肌のハリを高める効果は期待できますが、余った皮膚を物理的に引き上げる治療ではありません。フェイスラインの下垂が強い場合や、ほうれい線が深く刻まれている場合は、HIFUや高周波治療、注入治療、外科的治療などが適していることもあります。

期待値が高すぎると、一定の変化があっても「効果がなかった」と感じやすくなります。シルファームで改善できる範囲と難しい範囲を理解し、必要に応じてほかの治療を検討することが大切です。

 シルファームとポテンツァ・ダーマペンの違い

シルファームを検討している方の中には、ポテンツァやダーマペンとの違いが分からず、どの施術を選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。いずれも極細の針を使って肌へ刺激を与える治療ですが、高周波の有無、照射方法、得意とする肌悩み、痛み、ダウンタイムなどに違いがあります。

機器の知名度や料金だけで選ぶのではなく、改善したい症状に適した仕組みを備えているかを確認することが重要です。特に、肝斑や赤ら顔を改善したい場合と、深いニキビ跡や毛穴を治療したい場合では、適した施術が異なる可能性があります。

 シルファームとポテンツァの効果・痛み・料金を比較

シルファームとポテンツァは、どちらも極細針を皮膚へ刺し、針先から高周波エネルギーを照射するニードルRF治療です。肌表面への負担を抑えながら、皮膚内部へ熱を加えてコラーゲン生成や組織の再構築を促すという基本的な仕組みは共通しています。

シルファームは、肝斑や赤ら顔、毛穴、小じわ、ニキビ跡など幅広い症状に対応します。特に、断続的に高周波を照射するモードを搭載しており、異常な毛細血管や炎症が関係する肝斑、赤みへの治療に用いられる点が特徴です。

一方、ポテンツァも複数のチップを使い分けることで、肝斑、毛穴、ニキビ跡、たるみなどへ対応できます。薬剤を肌内部へ押し込むドラッグデリバリーシステムを備えたチップがあり、ニキビ跡やクレーター治療で薬剤を組み合わせたい場合に選ばれることがあります。

痛みについては、どちらも針を刺して高周波を流すため、無痛ではありません。表面麻酔を使用することが一般的ですが、出力、針の深さ、照射部位によっては、熱さやチクチクとした刺激を感じます。一般的には、深い層へ強く照射する施術や、同じ部位へ複数回照射する場合ほど痛みが強くなりやすい傾向があります。

料金は、施術範囲、使用するチップ、薬剤の有無、麻酔代などによって異なります。ポテンツァは薬剤や専用チップを追加することで料金が高くなる場合がありますが、シルファームでも薬剤導入や首への照射を加えると費用が上がります。単純な1回料金だけではなく、推奨される施術回数を含めた総額で比較することが大切です。

 シルファームとダーマペンの施術方法・ダウンタイムを比較

ダーマペンは、極細針で皮膚に微細な穴を開け、肌の創傷治癒反応を利用してコラーゲン生成を促す治療です。シルファームと異なり、針先から高周波エネルギーを流さない点が大きな違いです。

ダーマペンは、毛穴の開き、ニキビ跡、肌のざらつき、小じわなどに用いられます。施術後に美容薬剤を塗布し、微細な穴を通じて成分を浸透させる治療を組み合わせることもあります。比較的シンプルな施術で、ニードルRFより料金を抑えやすいことがメリットです。

一方、シルファームは、針による刺激に加えて高周波の熱を肌内部へ届けます。そのため、創傷治癒反応だけでなく、熱によるコラーゲンの収縮や生成、血管や炎症への働きかけも期待できます。毛穴やニキビ跡だけでなく、肝斑や赤ら顔も同時に治療したい場合は、シルファームが候補になります。

ダウンタイムは、照射設定や肌質によって異なります。ダーマペンでは、施術後に赤み、腫れ、ヒリヒリ感、皮むけなどが数日続くことがあります。針を深く刺した場合や、強い出力で施術した場合は、赤みが長引くこともあります。

シルファームでも赤みや腫れ、点状出血、乾燥などが起こる可能性がありますが、針の深さや熱の入れ方を細かく調整できます。どちらの施術も、出力を抑えればダウンタイムは短くなる一方で、期待できる効果も変わる可能性があります。大切な予定がある場合は、施術後の回復期間を考慮して予約しましょう。

 肌悩み別に適した施術を選ぶことが重要

シルファーム、ポテンツァ、ダーマペンは、優劣だけで選べる施術ではありません。改善したい肌悩み、症状の程度、予算、許容できる痛みやダウンタイムによって、適した治療は異なります。

肝斑や赤ら顔が主な悩みであれば、血管や炎症へ働きかける照射モードを持つシルファームが選択肢になります。毛穴や浅いニキビ跡、肌のハリ不足を改善したい場合にも、針と高周波による肌の再構築が期待できます。

深さのあるニキビ跡に対して薬剤導入を重視する場合は、ポテンツァのドラッグデリバリーを検討することがあります。ただし、クレーターの形状によっては、ポテンツァやシルファームだけでは改善が難しく、サブシジョンなどの併用が必要です。

比較的軽い毛穴や肌のざらつきを治療したい方、費用を抑えながら針治療を受けたい方には、ダーマペンが候補になります。一方で、肝斑や赤ら顔がある方は、刺激によって症状が悪化する可能性もあるため、自己判断で施術を選ばないことが重要です。

施術名だけで決めるのではなく、医師に肌状態を診察してもらい、期待できる効果、必要回数、総額、リスクを比較しましょう。複数の肌悩みがある場合には、すべてを一度に治療しようとせず、優先順位を決めて治療計画を立てることが大切です。

 シルファームの痛み・ダウンタイム・副作用

シルファームは、極細針を皮膚へ刺し、高周波エネルギーを照射する治療です。そのため、まったく痛みやダウンタイムがない施術ではありません。施術中にはチクチクとした刺激や熱さを感じることがあり、施術後には赤み、腫れ、乾燥などが現れる場合があります。

ただし、症状に応じて針の深さや出力を調整できるため、肌への負担を抑えながら治療することも可能です。痛みやダウンタイムの程度は、照射部位、施術内容、肌質、使用する麻酔などによって異なります。施術を受ける前に、起こり得る症状と注意点を把握しておきましょう。

 施術中に感じる痛みと麻酔による対策

シルファームの施術中は、極細針が皮膚へ入るときのチクチクとした刺激と、高周波による熱さを感じることがあります。痛みの感じ方には個人差がありますが、特に額、鼻、口まわり、フェイスラインなど、皮膚が薄い部分や骨に近い部分は痛みを感じやすい傾向があります。

また、針を深く刺す場合や出力を高く設定する場合は、刺激が強くなりやすいです。毛穴や小じわへの浅い施術と、ニキビ跡の凹凸へ深く照射する施術では、痛みの程度が異なることがあります。

多くの医療機関では、施術前に表面麻酔を使用します。麻酔クリームを塗布して一定時間置くことで、針を刺すときの刺激を軽減できます。ただし、麻酔を使用しても、圧迫感や熱さまで完全になくなるとは限りません。

痛みに弱い方は、カウンセリングの段階で事前に伝えておきましょう。出力を調整したり、麻酔を置く時間を長くしたりすることで、負担を抑えられる場合があります。ただし、痛みを避けるために出力を過度に下げると、十分な効果が得られない可能性もあります。安全性と効果のバランスを考えながら設定することが大切です。

 赤み・腫れ・内出血などのダウンタイム

シルファームの施術後には、赤み、腫れ、ほてり、ヒリヒリ感などが生じることがあります。多くの場合は数時間から数日程度で落ち着きますが、肌質や出力によっては赤みが長引くこともあります。

針を刺した部分には、小さな点状の出血やかさぶたができる場合があります。また、血管に針が触れると内出血が起こることもあります。内出血は紫色や黄色に変化しながら、1~2週間ほどで自然に薄くなることが一般的です。

施術後は肌のバリア機能が一時的に低下するため、乾燥、つっぱり、ざらつき、細かな皮むけが起こることもあります。肌をこすったり、無理に皮を剥がしたりすると、炎症や色素沈着につながる可能性があるため注意が必要です。

洗顔やメイクを再開できる時期は、医療機関の方針や施術内容によって異なります。施術当日は洗顔やメイクを控え、翌日以降から可能とされるケースが一般的ですが、必ず施術を受けた医療機関の指示に従ってください。

施術後は、入浴、激しい運動、飲酒、サウナなど、血行を大きく促進する行動を控えたほうがよい場合があります。血流が増えると、赤みや腫れが強くなる可能性があるためです。大切な予定がある場合は、少なくとも数日から1週間程度の余裕を持って施術日を決めると安心です。

 色素沈着・やけど・肝斑悪化などのリスクと注意点

シルファームは医療機器を用いた治療であり、まれではあるものの、色素沈着、やけど、炎症の長期化などが起こる可能性があります。特に、肌状態に対して出力が強すぎる場合や、施術後に強い紫外線を浴びた場合は、炎症後色素沈着のリスクが高まります。

施術後の肌は刺激を受けやすいため、紫外線対策と保湿を徹底することが重要です。日焼け止めを使用し、帽子や日傘なども活用しましょう。また、スクラブ、ピーリング、高濃度レチノールなど刺激の強いスキンケアは、医師の許可が出るまで控える必要があります。

肝斑に対してはシルファームが用いられることがありますが、診断や照射設定が適切でなければ、刺激によって一時的に濃く見えたり、症状が悪化したりする可能性があります。肝斑と一般的なシミでは適した治療方法が異なるため、施術前の診断が特に重要です。

また、金属アレルギーがある方、妊娠中の方、心臓ペースメーカーなどの医療機器を使用している方、治療部位に強い炎症や感染症がある方は、施術を受けられない場合があります。服用中の薬や持病がある方も、事前に医師へ申告してください。

痛みや副作用を抑えるためには、料金の安さだけで医療機関を選ばず、肌状態に応じて照射設定を調整できるか、施術後のトラブルに対応できるかを確認することが大切です。

 よくある質問

シルファームを検討している方からは、効果を実感できる回数や持続期間、ポテンツァとの違いなどについて多くの質問が寄せられます。ここでは、施術前に確認しておきたい代表的な疑問へ回答します。

 シルファームは1回でも効果がありますか?

シルファームは、1回の施術でも肌のハリやなめらかさ、化粧のりなどの変化を感じることがあります。高周波によって肌内部へ熱が加わることで、コラーゲンが一時的に収縮し、引き締まりを実感しやすいためです。

ただし、肝斑や赤ら顔、毛穴の開き、ニキビ跡などを目立ちにくくするには、複数回の施術が必要になることがあります。施術後は数週間から数か月かけてコラーゲン生成や肌の再構築が進むため、1回受けた直後だけで効果を判断しないことが大切です。

 シルファームは5回受けると効果を実感できますか?

シルファームは、約1か月おきに3~5回程度受けることで、効果を実感しやすくなるとされています。特に、毛穴や肌のハリ、くすみなどは、施術を重ねることで変化が安定しやすくなります。

一方、広範囲の肝斑や慢性的な赤ら顔、深いニキビ跡などは、5回受けても十分に改善しない場合があります。必要な回数は症状の種類や程度によって異なるため、途中経過を写真などで確認しながら治療計画を調整することが重要です。

 シルファームはどのような肌悩みに効きますか?

シルファームは、肝斑、くすみ、色素沈着、毛穴の開き、ニキビ跡、赤ら顔、小じわ、ハリ不足、軽度のたるみなどに効果が期待できます。

ただし、すべての症状へ同じように作用するわけではありません。たとえば、浅いニキビ跡や赤みには適していても、深いクレーターではほかの施術との併用が必要になることがあります。また、強いたるみや皮膚の余りに対して、大きなリフトアップ効果を得るのは難しい場合があります。

 シルファームのデメリットは何ですか?

シルファームの主なデメリットは、複数回の施術が必要になりやすいこと、痛みやダウンタイムがあること、症状によっては十分な効果を得られないことです。

施術中は、針による刺激や高周波による熱さを感じることがあります。施術後には、赤み、腫れ、乾燥、点状出血、内出血などが生じる可能性もあります。また、出力や針の深さが肌状態に合っていない場合は、色素沈着ややけどなどのリスクが高まります。

 シルファームの効果はどのくらい持続しますか?

シルファームの効果が持続する期間には個人差があります。複数回の施術によって促されたコラーゲン生成や肌の再構築による変化は一定期間続きますが、加齢や紫外線、乾燥などによる肌の変化を止められるわけではありません。

3~5回程度の治療を終えた後は、肌状態に応じて数か月から1年に1回程度のメンテナンスを検討します。紫外線対策や保湿を徹底し、肌への摩擦を避けることで、良好な状態を保ちやすくなります。

 シルファームとポテンツァはどちらを選ぶべきですか?

シルファームとポテンツァは、どちらも極細針と高周波を組み合わせたニードルRF治療です。どちらが優れているかではなく、改善したい症状や治療内容に応じて選ぶ必要があります。

肝斑や赤ら顔、毛穴、小じわなどを幅広く治療したい場合は、シルファームが候補になります。一方、ニキビ跡に対して薬剤を肌内部へ届ける治療を重視したい場合は、ポテンツァのドラッグデリバリーを検討することがあります。

ただし、機器名だけで適否を判断することはできません。肌悩みの種類や程度、必要な施術回数、予算、ダウンタイムを確認し、医師の診察を受けたうえで選びましょう。

記事監修者プロフィール

片山 泰博

院長

片山 泰博

Yasuhiro Katayama

経歴

  • 島根大学医学部医学科 卒業
  • 京都大学医学部附属病院 形成外科 勤務
  • 京都大学大学院医学研究科 博士課程 修了
  • 京都大学医学部附属病院 特定病院助教
  • からすま片山形成外科 開業(2025年)

資格

  • 京都大学医学博士
  • 日本形成外科学会専門医
  • 日本形成外科学会レーザー分野指導医
  • 日本創傷外科学会専門医
  • 日本形成外科学会皮膚腫瘍外科分野指導医

TEL

LINE予約

WEB予約

Instagram